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横浜泉中央ボーイズ、亡き恩師に届けたベスト4 …エイジェックカップ選手権大会

スポーツ報知 / 2024年8月11日 6時10分

京葉にリベンジを果たし笑顔の横浜泉中央ナイン

◆エイジェックカップ第55回日本少年野球選手権大会

 2日に開幕したエイジェックカップ第55回選手権大会の決勝が7日行われた。東日本ブロック勢が16強に10チーム、8強に5チーム進出するなど躍進した。7月に宇野和之監督が急逝(享年69)した横浜泉中央ボーイズ(神奈川)が過去最高の4強入りした。

  ※  ※  ※

 宇野監督、見ててくれましたか?― 横浜泉中央が一丸となって勝ち上がった。

 6月30日に選手権大会出場を決めた翌7月1日未明、宇野監督が心不全で天国へと旅だった。「ウソだろう…。心の整理がつかなかった」と渡辺主将。チームに動揺が走ったが、遺族の配慮で家族葬に3年生が参列、最後の別れをした。悲しみを胸の奥に秘め「監督に白星を」を合言葉にリスタートした。

 ベンチに遺影とユニホームが飾られる中、左肩に喪章を付けたナインが奮闘し、2戦連続コールド勝ち。エース大久保を抑えに回し、急成長した石野、左腕・坂本に先発を託す帯川祐二・新監督(52)の策もはまった。

 3回戦では関東ボーイズリーグ大会で敗れた京葉(千葉)にリベンジ。初回に2番・安食が先制三塁打を放つなど4点を先制。4打数3安打の安食は6日の準々決勝では4打数4安打、2二塁打と大暴れした。全国大会出場を決めた夜、宇野監督から安食の父にメールが届いた。「期待通り、最高の2番打者になりました」。宇野監督の“遺言”が力をくれた。

 準決勝は愛知名港(愛知中央)に敗れたが、4番・小田切が5回に100メートルの右翼フェンス越えに意地の一発をたたき込み「監督には『お前打つだけだな』と言われてました。今までで一番良い当たりでした」。

 「正直ここまで行けるとは思わなかった」と渡辺主将。個々が自分の役割を果たし勝ち取った過去最高の4強だ。

 【横浜泉中央・戦跡】

 ▽1回戦(2日)

横浜泉中央10―2菊川(静岡)=5回コールド=

 ▽2回戦(3日)

横浜泉中央16―6 住吉(大阪南)=7回コールド=

 ▽3回戦(4日)

横浜泉中央7―4京葉(千葉)

▽準々決勝(6日)

横浜泉中央9―2松本(長野)=6回コールド=

 ▽準決勝(6日)

愛知名港(愛知中央)9―2横浜泉中央=5回コールド=

 【横浜泉中央ボーイズ・登録メンバー】※は主将

 ▽3年生 ※渡辺大惺、大久保達平、鈴木芯太朗、安食琥太郎、森康輔、久保道隆、清水蔵之助、伊藤佑豪、小田切豪、石野稜真、坂本真晟、齋藤佑、久保田琥太郎、齋藤陽太、上手碧、中鉢颯、大野遼、藤井奏多、石川朔也、庄司晃太郎、大竹志輝、多田光希、相馬大雅、大竹俐輝、久保拓己

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