上三川ボーイズ、２年前敗れた東広島にリベンジ 終盤粘りみせた…エイジェックカップ選手権大会

サヨナラ勝ちに喜ぶナイン

◆エイジェックカップ第５５回日本少年野球選手権大会　▽２回戦　上三川ボーイズ（栃木）９ｘ―８東広島ボーイズ（東北南）＝延長８回タイブレーク＝（８月３日・大阪南港中央野球場）▽３回戦　松本ボーイズ（長野）５―３上三川ボーイズ（４日・くら寿司スタジアム堺）

　上三川ボーイズは２年前に敗れた東広島（広島）に劇的な形でリベンジを果たした。

　７回２死走者無しから同点に追いつき、１死満塁タイブレークとなった延長８回には１点を勝ち越された裏に、先頭の荒川結衿（３年）が左中間へ逆転サヨナラ二塁打を放った。仲間からもみくちゃにされた荒川は「人生で一番うれしい」と会心の笑み。

　３回戦の松本戦は２回２死一、三塁から大貫孝介（２年）の中越え二塁打で先制。２点を追う４回には敵失と荒川の左前適時打で同点に追いつく粘りを見せた。臼井康宏監督（５０）は「ミスしてもカバーする。技術の面でも気持ちの面でも成長を感じた。全員が活躍してくれた」と選手をたたえた。