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レスリング桜井つぐみ、得意の腕取りで金メダル獲得 金城梨紗子さん解説…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月10日 16時50分

金メダルをみせる桜井つぐみ(カメラ・岩田 大補)

◆パリ五輪 レスリング女子57キロ級  ▼決勝  桜井つぐみ(育英大助手)6―0ニキタ(モルドバ)(9日・シャンドマルス・アリーナ)

 桜井つぐみが得意の腕取りを駆使し、金メダルを獲得した。16年リオデジャネイロ五輪63キロ級、21年東京五輪57キロ級金メダルの金城(旧姓川井)梨紗子さんが、桜井の強さを解説した。

 桜井選手は、得意の腕取りのスタイルを徹底しての勝利でした。組んでから、相手の腕をつかみ、自分の優位の体勢に持ち込み、タックルなどを仕掛ける。私も対戦したことがありますが、決め方がうまく、これを切るのはなかなか難しいと思いました。

 山場となった準決勝の相手、マルーリス選手(米国)は、大技を仕掛けてくる選手で、先にポイントを取られましたが、冷静に対応していました。相手の右腕を両手でつかみ、足をかけてくるところを外し、体を預けるようにして倒し、4点を奪ったところも、自分のスタイルを徹底しているなと感じました。

 それに加えて、上半身がしっかりしているので、崩されにくいし、構えも低くて安定しています。初めての五輪出場でしたが、浮き足立つことなく、いつも通りの試合ができていて、素晴らしかったです。(16年リオ五輪、21年東京五輪金メダリスト・金城 梨紗子)

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