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清岡幸大郎が初戦突破 準々決勝に進出 レスリング男子フリースタイル65キロ級…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月10日 18時40分

◆パリ五輪 第16日 ▽レスリング(10日、シャンドマルス・アリーナ)

 男子フリースタイル65キロ級1回戦が行われ、清岡幸大郎(三恵海運)はマキシム(モルドバ)に2分57秒、10ー0のテクニカルスペリオリティ―で勝利。準々決勝に進出した。

 東京五輪王者の乙黒拓斗(自衛隊)を2023年全日本選手権で撃破するなど勢いに乗り、初の五輪切符を獲得したホープだ。亡き父への思いも胸に、マットに上がっている。22年12月に父・義雅さん(享年48)が急死。今年4月のアジア予選で五輪出場を決めた際には「誰が来ても倒すだけだった。ここは金メダルを取るための通過点」と話し、天国の父に「五輪の舞台に立つよ。パリまで来て応援してください」と、吉報を届けることを誓っていた。悲しみを乗り越えてたどり着いたパリの大舞台で圧勝デビュー。幼なじみで女子フリースタイル57キロ級金メダルの桜井つぐみ(育英大助手)に続く頂点に挑む。

 ◆清岡 幸大郎(きよおか・こうたろう)2001年4月12日、高知市生まれ。23歳。母の知人の紹介で幼稚園でレスリングを始める。高知南高から日体大に進学し、男子フリー65キロ級で全日本学生選手権2連覇。23年全日本選手権V。4月から三恵海運所属。妹・もえ(育英大)は女子55キロ級で22年に23歳以下の世界選手権で優勝。

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