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森秋彩、悔し4位 日本女子2大会連続の表彰台逃す 154センチの小さな体で奮闘も…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月10日 20時26分

◆パリ五輪 第16日 ▽スポーツクライミング(10日、ルブルジェ・スポーツクライミング会場)

 女子複合(ボルダーとリード)の決勝が行われ、初出場で昨年世界選手権銅メダルの森秋彩(茨城県連盟)は4位。154センチ、小さな体をめいっぱい使い奮闘も、メダルには届かなかった。日本女子2大会連続の表彰台を逃した。金メダルはガンブレット(スロベニア)で、東京五輪に続く連覇となった。

 

 森は課題として用意された複数の壁を制限時間内に登り得点を競う「ボルダー」では第3課題を完登するも全8選手中7位と出遅れた森だが、得意の「リード」単体では最高得点をたたき出すなど奮闘、順位を上げた。 

 幼少から実績を積み、世界を極めた。16年に12歳でジャパンカップを史上最年少で制すと、17年に2連覇。18年のリード日本選手権は史上2位の年少Vを達成し、翌年の世界選手権では3位となり日本勢最年少となる15歳で表彰台に上った。

 活躍が期待された21年東京五輪は、大会直前に国際連盟が選考基準を変更したことで出場することができず。大学受験などで一時期は国際大会の舞台から離れたが、「あの悔しい思いは今大会に向けて原動力になった」と再び戦いの場に戻ってきた。

 現在20歳の筑波大生は、競技をしながらパン屋でアルバイトもしている。送られてきた8月のシフト表には森の競技時間が記されており「『TVerで何時から森さん出ます』と書かれていた。応援してもらえてうれしい」と笑顔。仲間の声援も力に変え、決勝へは「全力でぶつかっていくだけ」と意気込んでいた。

 スポーツクライミングは21年の東京五輪から採用され、同大会ではボルダー、リード、スピードの3種目の複合のみ実施された。日本は女子の野中生萌が銀メダル、野口啓代さんが銅メダルを獲得し、W表彰台を飾った。パリ五輪ではボルダーとリードの複合と、スピードの2つが実施されている。

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