金栗四三さん以来の熊本出身の五輪マラソンランナーの赤崎暁が6位入賞 岡田正裕監督「鳥肌が立ちました。金栗先生も喜んでいるでしょう」
スポーツ報知 / 2024年8月10日 20時6分
◆パリ五輪 第16日 ▽陸上 男子マラソン(10日、パリ市庁舎前スタート、ベルサイユ宮殿折り返し、アンバリッド(廃兵院)前ゴール=42・195キロ)
五輪の「花形種目」のひとつの男子マラソンが行われ、エチオピアのタミラト・トラ(32)が2時間6分26秒の五輪新記録で金メダルを獲得した。
日本勢は赤崎暁(26)=九電工=が2時間7分32秒で6位入賞を果たした。21年東京五輪6位の大迫傑(33)=ナイキ=は2時間9分25秒で13位。小山直城(28)=ホンダ=は2時間10分33秒で23位だった。
25キロをトップで通過し、最終盤までメダル争いを免じた赤崎は拓大出身。箱根駅伝は4年連続で走り、1年10区12位、2年3区10位、3年1区18位、4年3区9位の成績を残した。拓大では3年時まで岡田正裕元監督(79)、4年時には山下拓郎前監督(39)=現小森コーポレーションコーチ=の指導を受けた。
岡田元監督は同じ熊本県出身の赤崎の能力を早くから見い出し、拓大に勧誘した。79歳になった名伯楽は、この日、熊本県内でテレビ観戦し、教え子に声援を送った。「メダル獲得もあるぞ、と、久しぶりに鳥肌が立ちました。立派な走りでした」と岡田元監督は声を震わせて話した。
岡田元監督はニコニコドーの監督時代、1万メートル元日本記録保持者で1988年ソウル五輪代表の松野明美さんを育てたことでも知られる。松野さんも同じく熊本県出身。岡田元監督は「一流の長距離選手、マラソン選手が頑張れるのは当たり前。オリンピックまで行ける選手はプラスαの頑張りができる。松野と赤崎の共通点としては練習を頑張りすぎるところがあるから、故障をさせないようにすることが私の仕事でした」と振り返る。
岡田元監督は「初の世界大会だったので、今回は入賞で十分です。次、来年の東京世界陸上や28年のロス五輪では本気でメダル獲得を狙ってほしい。それまで、私もまだまだ元気でいなければいけませんよ」と豪快に笑った。
「日本マラソン界の父」と呼ばれる金栗四三さんも熊本県出身で、赤崎は、その金栗さん以来の熊本県出身の五輪マラソンランナーとなった。「金栗先生は1924年のパリ五輪に出場されて、残念ながら途中棄権でした。その100年後に熊本の後輩の赤崎が6位入賞を果たし、金栗先生も喜んでいることでしょう」と岡田元監督は感慨深い表情で話した。
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