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ヘルナンデス 初回の先制弾で“不敗神話”継続!…一発出れば7勝1分け「これからも続けたい」

スポーツ報知 / 2024年8月11日 5時0分

1回2死、先制の左越えソロを放ち、ナインの出迎えに笑顔で応えるヘルナンデス(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 中日0―2巨人(10日・バンテリンドーム)

 巨人が中日を今季14度目の完封勝利で下した。エリエ・ヘルナンデス外野手(29)が初回に6戦ぶりの8号先制ソロを放つと3回には適時二塁打と、チーム全打点をたたき出す活躍。ヘル弾が飛び出した試合は、7勝1分けという“不敗神話”の流れに乗って、先発の井上温大投手(23)は6回2安打無失点、自己最多となる9奪三振の力投で自身3連勝となる今季5勝目をマークした。勝負の9連戦は5試合を終えて2勝2敗1分けとし、懸命に首位・広島を追走する。

 打球が左翼席最前列に飛び込むのを見届けて、ヘルナンデスが悠々とダイヤモンドを一周した。6試合ぶりの8号ソロが決勝弾となり「昨日は小笠原投手が素晴らしくて手も足も出なかったんですけど、今日は気持ちを新たにいきました」と声を弾ませた。0―0の初回2死、メヒアの内角低め133キロスライダーに反応。前日9日に2―9で大敗した嫌な流れを、プレーボールからわずか4分で払拭(ふっしょく)した。

 大きな追加点をもたらしたのも3番のバットだ。3回1死二塁では外角へ逃げるスライダーにバットを伸ばし、右中間を破る適時二塁打。長打2本でチームの全打点をたたき出した。直近5試合で3度目のマルチ。月間打率2割4分4厘と失速気味だった7月から巻き返している男に、阿部監督は「すごい対応力をしていると思いますし、野球に対する姿勢が素晴らしい。日本の投手のレベルの高さも十分に分かっているはずなので。研究熱心ですから。また打ってくれると思います」と賛辞を惜しまない。

 その研究熱心さ故に、試合中も慌ただしく動く。相手投手が交代すると、定位置のベンチ前列から中央後列のスコアラーの元へ移動。打席が回ってこない打順でも「この投手はどんな感じ?」と確認し、脳内にデータを蓄積している。初球打ちなら13打数7安打、打率5割3分8厘というハイアベレージは、狙い球を絞って打席に立てている証拠だ。

 勤勉に結果を残し続けるヘルに、新たな“称号”が与えられた。球団は9日に「神助っ人!エリー」グッズ=写真、球団提供=の販売を発表。題字の横で自らがスイングするオレンジのフェースタオルに「すごくいいデザイン!」とニッコリ。「スタンドで自分のユニホームやタオルを使ってくださるファンを見るとうれしくなる。そういう方々のためにも頑張りたい」。背中を押してくれるG党に、豪快な御礼打を届けた。

 これで本塁打を放った試合は7勝1分けと不敗神話も継続した。「チームの全得点に絡めたのはよかったし、これからも続けたい」。止まらない神助っ人が、残り40試合も猛打で駆け抜ける。(内田 拓希)

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