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「バントが下手くそすぎて…」巨人・阿部監督厳し~、好投の井上温大をスパッと交代…6回2安打0封自己最多9Kで5勝目

スポーツ報知 / 2024年8月11日 5時10分

6回無失点の好投で今季5勝目を挙げた井上温大(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 中日0―2巨人(10日・バンテリンドーム)

 1週間前の悔しさを糧に、スコアボードに「0」を並べた。井上は唯一のピンチだった2―0の5回2死三塁、1ボールの後に4球速球を続け、代打・高橋周のバットに空を切らせた。「あの打席も、打者がどう読んでいるか頭で考えて投げられた。成長できているなと思います」。プロ初勝利を挙げた22年9月23日以来のバンテリンDで6回2安打無失点、自己最多9奪三振で5勝目を飾った。

 「真っすぐがあっての、変化球で空振りが取れたと思う」と言うように、最速147キロの直球を軸にフォークなども生きた。前回3日のヤクルト戦は4回2/3と勝利投手の権利目前で降板。内海投手コーチからは「気持ちの部分」を指摘されていた。それだけに「悔しい気持ちを生かして、絶対に抑えてやろうという気持ちで投げた」と強気に腕を振り、5回も乗り切った。これで自身3連勝かつ登板時はチームも5連勝だ。

 先発陣は菅野、戸郷、山崎伊、グリフィンの太い軸がおり、井上は6月からローテを守り続けている。「一つ一つの試合を投げ抜いて最後までローテーションを守っていければ」と口にしており、この試合のような投球を続ければ、5番手としてリーグVに貢献する期待感も大きく膨らむ。

 ローテ入りから2か月がたち、準備の面も確立されてきた。登板2日前のブルペンでは、「予行演習みたいな感じで」と相手スタメンを想定してスタッフに打席に立ってもらい投球練習。当日は「投げている時のエネルギーに」と試合開始2~3時間前にそばを食べ、30分前と5回終了後にエナジーゼリーを体に入れる。「自然にできるようになってきました」と1軍の先輩たちの徹底した栄養補給を参考に、好投につなげるための手順を踏んでいる。

 左腕について阿部監督は「よく粘ったね」と評価しつつ、「バントが下手くそすぎて代えました」と4回にバントを失敗したことから9人目の打者としての課題も口にした。チームは今季14度目の完封勝利。「結果を出していかないといけない世界なので、一試合一試合全力で迎えたい」。強い心で、眼前の相手に立ち向かい続ける。(田中 哲)

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