巨人・阿部監督“秘蔵っ子”「４番・一塁」特大８号「甘い真っすぐ狙っていた。逆転できてうれしいニャ！」

１回２死一塁、左越え２ランを放ったウレーニャ（カメラ・今成　良輔）

◆イースタン・リーグ　巨人２―２楽天＝延長１１回＝（１０日・ジャイアンツ）

　巨人のエスタミー・ウレーニャ外野手（２５）が１０日、イースタン・楽天戦（Ｇ球場）に「４番・一塁」でスタメン出場して、１回裏に一時逆転の特大８号２ランを放った。

　力強いスイングから、ぐんぐんと打球が伸びていった。１点を追う１回裏の２死一塁。楽天の先発・吉川の２球目、直球を強振。球場の観客からも大きな声が上がるほどの豪快なスイングから特大の左越えの逆転２ランを放ち、「変化球のあとの、甘い真っすぐを狙っていました。早い回に逆転できてうれしいニャ！」と自身の名前と重ねて笑顔でコメントした。

　２軍監督時代の阿部監督に指導を受けた“秘蔵っ子”。１軍では７打数無安打と結果を残せず６月７日に２軍に降格した。再昇格へ向けて、貪欲にバットを振る男は「自分は結果を残すだけなので、一生懸命やるしかない」。ガムシャラに食らいつく。