1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

レスリング高谷大地は銀メダル フォール負けも「いい経験が人生の中でできた」兄が届かなかった夢はかなえる…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月11日 3時0分

◆パリ五輪 第16日 ▽レスリング(10日、シャンドマルス・アリーナ)

 男子フリースタイル74キロ級の高谷大地(自衛隊)が銀メダルとなった。決勝でラザンベクサラムベコビッチ・ジャマロフ(ウズベキスタン)にフォール負けを喫した。

 第1ピリオドで4ポイントを取られ、そのままエビ固めに持ち込まれてフォール負けを喫した。試合後は残念な表情を浮かべたが切り替えて相手と抱き合った。「決勝でフォール負けするのも僕らしい」と涙ながらに語った。支えてくれた家族には「もう言葉はいらないっす。これが僕の戦いの歩んできた道かなって思います」とし、「もう最高でした。こんなにいい経験が人生の中でできたことが本当に幸せでした」と初の五輪を振り返った。

 高谷は五輪に3度出場した高谷惣亮(拓大職)を兄に持つ。21年東京五輪は練習パートナーとして二人三脚で臨んだものの、兄はメダルの夢に届かなかった。これまでは兄の背中を追ってきたが、今度は自身の手で夢をつかむと決めた。

 海外勢の層が厚い男子フリースタイル74キロ級で、昨年の世界選手権で銅メダルを獲得し、初の五輪代表に内定。「子供も大人も、野球やサッカーのようにその話で盛り上がれるような試合をできたら」との思いを胸に挑んだ。

 初戦、準々決勝は圧倒してテクニカルスペリオリティー勝ち。準決勝は昨年の世界選手権準々決勝で敗れた東京五輪3位のカイルダグラス・デーク(米国)と大熱戦。激しい攻撃の応酬の末、20―12で雪辱し「腕が壊れてもいいと思った。200%が出た試合」と興奮気味に語った。

 初の大舞台で、歓声を力に変えた。会場に入った瞬間に気持ちが高まった。「普段できなかった技がどんどん出てくる。自分の中で閉まっていた引き出しがぼんぼん開いていく」。試合の中で進化を見せた高谷が頂点に立った。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください