セルビア、Ｗ杯王者ドイツを下し銅メダル ＮＢＡ３度ＭＶＰ・ヨキッチが史上５度目の“トリプルダブル”…パリ五輪

◆パリ五輪　第１６日　▽バスケットボール（１０日、ベルシー・アリーナ）

　３位決定戦は昨夏のＷ杯決勝カードとなった。世界ランク４位のセルビアが、同３位でＷ杯王者のドイツを９３―８３で下し、銅メダルを獲得。２０１６年リオ五輪の銀以来、２大会ぶりの表彰台となった。

　第１クオーター（Ｑ）、セルビアは３０―２１と大きなリードを奪う。前半を４６―３８で折り返すと、第３Ｑはドイツに連続３ポイント（３Ｐ）を許すなど、１ケタ差まで詰められる場面もあり、最終第４Ｑも中盤まで１ケタ差。だが、セルビアは要所で３Ｐを沈めるなど、最後はドイツを突き放した。

　セルビアはＮＢＡで３度ＭＶＰ受賞のニコラ・ヨキッチ（ナゲッツ）が１９得点、１２リバウンド、１１アシストで五輪史上５度目の“トリプルダブル”を記録。一方、ドイツはフランツ・ワグナー（マジック）が最多１８得点、９リバウンドだった。

　準決勝でセルビアは５連覇を狙う“ドリームチーム”の米国に一時最大１７点差をつけるも、逆転負けを喫していた。またドイツは、地元・フランスに４点差で敗れていた。