「補欠制度に色々と思うところはあります」男子マラソン“元補欠”川内優輝が私見…パリ五輪

川内優輝

　パリ五輪の男子マラソン補欠だった川内優輝（あいおいニッセイ同和損保）が１０日、自身のＸ（旧ツイッター）を更新。この日、女子マラソン日本記録保持者の前田穂南（天満屋）が五輪を欠場することが発表されたことを受けて私見を投稿した。

　パリ五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ（ＭＧＣ）で４位だった川内は、３月に補欠の指定を受けた後、故障を抱えながらも万が一に備えて調整をしてきた。「元補欠としては今回のニュースを見て、マラソンの補欠という制度について色々と思うところはあります」と言い、「しかし、陸連のリリースで、発表しなくてもよい日付や経過をしっかりと発表したことは誠実な対応だと思います」とコメントした。日本陸連のリリースでは前田の負傷が判明した時期など時系列が明記されていた。

　川内は今月１日に補欠解除となった際、４月のパリマラソン出場時に本番コースを１人で試走し、選手村、事前合宿地セルジーのホテルや競技場、食料品が帰るスーパーや日本食ビュッフェレストランなども下見していたことをＸで明かしていた。