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元木咲良 金メダルに涙止まらず「ずっと1年間負けてきて…」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月11日 5時4分

◆パリ五輪 第16日 ▽レスリング(10日、シャンドマルス・アリーナ)

 女子62キロ級決勝で元木咲良(育英大助手)が東京大会銅メダリストのイリーナ・コリアデンコ(ウクライナ)に12―1のテクニカルスペリオリティー(TS)勝利し、金メダルを獲得した。

 第1ピリオド終盤に2点を奪い逆転。すぐにアンクルホールドに持ち込み4―1で折り返すと、第2ピリオドも守りに入らず攻め抜き、得点を重ねた。金メダルが決まると、涙がとめどなくあふれた。「ずっと1年間負けてきて、今までけがだったり敗戦だったりいろんなことがあった。それを乗り越えるために本当にいろんな人の力を借りて、支えてもらって、それでできたレスリングで、こうやって金メダルを取ることができてほんとに嬉しい」と言葉を絞り出した。

 前日の準決勝では、大きくリードを許しながら大逆転を決め、「神様が助けてくれた」と口にしていた。「昨日は自分に負けそうになってしまって、それでも神様が助けてくれたのかなって思って。このチャンスは逃したら2度と来ないと思った。ここで頑張るために今まで頑張ってきたので、絶対にここで最後までやり切るって決めて決めてマットに上がった」。初の五輪を強い気持ちで戦い抜いた。

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