米国が５連覇 地元フランスとの大激闘制す 終盤、カリーの超絶３Ｐが連発 敗れたウェンバンヤマは涙

◆パリ五輪　第１６日　▽バスケットボール男子（１０日、ベルシー・アリーナ）

　決勝が行われ、ＮＢＡのスター選手で構成された“ドリームチーム”で挑んだ米国が、地元フランスに９８―８７で勝ち、５連覇を達成した。

　第１クオーター（Ｑ）は２０―１５とリード。第２Ｑは、フランスが一時逆転するなど接戦に。米国はスーパースターのレブロン・ジェームズ（レイカーズ）がシュートを決めれば、フランスはＮＢＡ新人王のウェンバンヤマ（スパーズ）も決め返した。それでも徐々に米国ペースに。前半は４９―４１で折り返した。　

　試合は第３Ｑに少し点差を縮めたフランス。最終第４Ｑは残り３分を切って、８２―７９と大接戦に。両チームともスリーポイントを決め合うなど、激戦になった。しかし、残り１分１８秒、米国はステフィン・カリー（ウォリアーズ）が正面から３Ｐを沈めて９３―８４。残り３４秒には相手に囲まれながらも３Ｐを決めたカリー。米国が５連覇を達成した。

　カリーが最多２４得点、デュラント、ブッカー（ともにサンズ）が１５得点と続いた。

　米国はレブロン・ジェームズ、ステフィン・カリー、ジョエル・エンビード、ケビン・デュラントとＭＶＰ経験者４人を筆頭にＮＢＡのスター選手１２人を選出。“ドリームチーム”としてパリ五輪に挑んだ。

　敗れたフランスは、ウェンバンヤマが２６得点と奮闘。試合後には涙があった。