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日本勢メダルは合計43個 “初”“長期ブランク”の記録ずくめ…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月11日 7時3分

◆パリ五輪 第16日(10日)

 女子やり投げ決勝で、北口榛花(JAL)が65メートル80で金メダルに輝いた。昨年の世界選手権を制し、優勝候補筆頭として臨んだ大舞台は予選、決勝とも1回目にビッグスローを見せる堂々たる試合展開。重圧をはねのけ、日本女子トラック&フィールド種目初の栄冠を手にした。

 同じ競技場でもう1つ歴史が動いた。男子走り高跳び決勝で、赤松諒一(西武プリンス)が自己ベストの2メートル31をマークし、5位入賞を果たした。同種目の入賞は、1936年ベルリン大会(5位・矢田喜美雄、6位・朝隈善郎、田中弘)以来、日本勢88年ぶりの快挙となった。

 新たな歴史も刻まれた。男子高飛び込みで17歳の玉井陸斗(JSS宝塚)が銀メダルを獲得。1904年セントルイス五輪から実施され、1920年アントワープ五輪で内田正練(まさよし)が出場してから104年、飛び込み競技の日本勢で初めて表彰台に立った。

 これまで日本勢が入賞すらかなわなかった近代五種でもメダリストが生まれた。佐藤大宗(自衛隊)は3種目を終え総合4位から、最終種目のレーザーラン(射撃とランニング)で逆転し2位。近代五輪の父・クーベルタン男爵が考案し、1912年ストックホルム大会から実施されてきた「キング・オブ・スポーツ」の歴史を動かし、喜びの涙を流した。

 大会は残り1日。ここまで日本は16競技で43個(金18、銀12、銅13)を獲得してきた。“お家芸”柔道が8個(金3、銀2、銅3)、レスリングは9個(金6、銀1、銅2)を獲得。男子グレコローマンスタイルでは60キロ級の文田健一郎(ミキハウス)がグレコで40年ぶりの金を獲得し、翌日に77キロ級の日下尚(三恵海運)も続いた。

 フェンシングは男子エペで加納虹輝(JAL)が同競技で個人初の金メダルを獲得して勢いに乗り、エペ、フルーレ、サーブル全種目の団体で計4個(金1、銀1、銅2)のメダル獲得と大躍進した。

 長いトンネルを抜けた競技もあった。馬術は“初老ジャパン”が総合馬術団体で銅メダルを獲得。決勝当日に馬体検査をクリアできず大減点されるアクシデントを乗り越え、1932年ロサンゼルス五輪の障害飛越個人を制した「バロン西」こと西竹一以来、92年ぶりに表彰台を勝ち取った。セーリング470級でも岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)、吉岡美帆(ベネッセ)組が同級で20年ぶりにメダルを獲得した。

 初実施のブレイキン女子は湯浅亜実(ダンサーネームAMI)が初代女王に。21年東京五輪から採用のスポーツクライミングでは、男子複合で安楽宙斗(JSOL)が同競技で男子初メダルとなる銀メダルを獲得。男子個人種目で戦後最年少となる17歳269日の快挙を達成した。

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