【日本ハム】清宮幸太郎が１１日・甲子園初戦の早実に応援弾…新庄監督ニヤリ「見てなかった」

日本ハム・清宮幸太郎内野手

◆パ・リーグ　日本ハム５―１西武（１０日・エスコンＦ）

　日本ハム・清宮幸太郎内野手（２５）が１０日の西武戦（エスコン）で４連勝へと導くダメ押し７号ソロを放った。６月１６日以来、今季２度目の「４番」で先発し、４―１の８回無死から郡司に続く２者連続弾を右翼席へ。８月４発目で新庄政権最多タイとなる貯金「９」をたぐり寄せ「エスコンなので『入ってくれ』と。点差を広げられて良かった」と爽やかに汗を拭った。

　打率３割８分３厘、３本塁打の７月に続き、８月も試合前時点で打率３割５分７厘、３発、９打点。約２か月ぶりの４番起用にも「特に（意識は）なかった」と自然体で振り抜いた。今季、清宮に対して“愛のムチ”を貫く新庄監督は「４番はあみだ（くじ）で決めました。お腹すいて『カロリーメイト』の袋を開けてたら打ってた。（一発は）見てなかった」とうそか本当かニヤリ。そんな指揮官に「絶対ベンチにいましたよね」と笑顔でアンサーした。

　勝負の９連戦初戦で快勝し「ここの９連戦は相当デカイと思う。いいスタートが切れた」と背番号２１。きょう１１日は母校・早実（西東京）が、甲子園で鳴門渦潮（徳島）との１回戦に臨む日。「勝ってほしい。その前に１本、“応援弾”を打ててよかったです」。エールも込めて鮮やかに花火を打ち上げた。（堀内　啓太）