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【女子野球】巨人が連覇に向け8強入り、エース小野寺が復活登板

スポーツ報知 / 2024年8月11日 11時47分

4回、投げ追えて「おかえり」の声ととともに迎えられた小野寺(左)(カメラ・軍司 敦史)

◆第19回全日本女子硬式クラブ野球選手権大会第3日(11日、千葉・長嶋茂雄記念岩名球場ほか)

 女子野球のクラブ日本一を争う大会の3回戦が行われ、連覇を狙う巨人女子チームはMSH医療専門学校(広島)と対戦。11―0の5回タイブレークで準々決勝に進出した。

 初回から東ここあの走者一掃適時三塁打など、打者13人の猛攻で9点、4回にも4点を加えた。東は2三塁打と活躍、宮本和知監督は、前週まで女子野球W杯のため日本代表組4人が抜けた代わりを東ら若手が見事に務めたと成長を挙げて「ジャパンがいないときに、若い選手が(全体のレベルを)底上げした。それが相乗効果になったのはチームにとって大きいこと」と目を細めた。

 4回には肩の故障で戦列を離れていた小野寺佳奈が約2か月ぶりに復帰登板、1回打者3人を無安打に抑えると「おかえり」の声でナインに迎えられた。W杯日本代表を辞退する悔しさを乗り越え、この大会に合わせて迎えたマウンドに「あっという間(の打者3人)でした。実戦から離れていたので感覚はまだまだですが、ほっとしました。たくさんの方々の力をお借りして立てて良かった」と感謝した。

 宮本監督は、小野寺が春先から調子を落としていたことを明かして、「みんなで待っていた。よかったです。W杯に行きたかっただろうけれど、彼女の野球人生にとっては(無理せず)この大会に合わせたのがベスト。野球人ってユニホーム着て野球できないのが一番つらいんです。このつらさを乗り越えることが出来たのがすごくうれしい。彼女はチームでの立ち位置が大きいので、帰ってきたことで投手陣がさらにステップアップできる」と期待した。

 これで8強入り、「今は誰を出しても結果が出ているので、良い形でこの大会に臨めていると思います」と指揮官。昨年、けが人に苦しみながら果たした初優勝だったが、今年は22人全員ベストな状態で連覇を狙う。

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