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【甲子園】鳴門渦潮エース、熱投185球完投 早実の名将も称賛「怖い存在でした」「今時、なかなかいない」

スポーツ報知 / 2024年8月11日 12時14分

鳴門渦潮の先発・岡田力樹(カメラ・岡野 将大)

◆第106回全国高校野球選手権大会第5日 ▽1回戦 早実8―4鳴門渦潮(11日・甲子園)

 第1回大会に出場した伝統校・早実(西東京)が鳴門渦潮(徳島)に勝利し、初戦突破。早実は令和で初勝利となり、大正、昭和、平成、令和の4元号勝利を成し遂げた。松商学園、高松商、広陵、広島商、北海、慶応に次いで7校目だ。

 2006年夏に全国制覇を果たした名将・和泉実監督(62)が、185球を投げて完投した県立校・鳴門渦潮のエース・岡田力樹投手(3年)を称賛した。

 「4番・投手」でスタメン出場した岡田は13安打を浴び、5四球を与え8失点しながらも、9イニングを投げきった。和泉監督は「高校野球はエースで4番のその一人にひねられることもある。長く高校野球をやっていると。案の定、打ったじゃないですか」とバットでも4打数2安打2打点と躍動したエースをたたえた。

 「腕を振って最後まで粘り強く放っていた。(早実が)打っている割には、中盤点差が離れなかった。怖い存在でしたね」と賛辞を送り、「今時、なかなかいない。たいしたもんだと思います。(早実の2年生エースの)中村には見習ってほしい。来年の今頃はあれだけの姿になれるよう、努力してほしい」と熱投をねぎらっていた。

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