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大谷翔平、3冠王へ踏ん張り時 3打数無安打で打率3位転落&本塁打も並ばれる ドジャースは難敵に勝利

スポーツ報知 / 2024年8月11日 12時41分

◆米大リーグ ドジャース4―1パイレーツ(10日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が10日(日本時間11日)、本拠地・パイレーツ戦に「1番・DH」で先発出場。3打数無安打1申告敬遠で打率3割(2割9分9厘7毛)に落とし、2試合ぶりのノーヒットでリーグ首位打者から3位に転落した。本塁打王争いでもオズナ(ブレーブス)にトップに並ばれた。

 パイレーツ先発は23年ドラフト全体1位のP・スキーンズ投手(22)だった。新人としては球宴29年ぶりの先発を務め、今季ここまで14試合で6勝1敗、防御率1・99の“最強新人”だ。大谷は6月5日(同6日)に敵地で初対戦。初回の第1打席は3球三振に倒れたが、3回2死一塁の第2打席で100・1マイル(約161・1キロ)直球をバックスクリーンへ15号2ラン。キャリアで初めて約160キロ超の球を本塁打にした。5回にも右前打を放ち、2安打2打点で“怪物対決”第1ラウンドは大谷に軍配。しかし、本拠地での再戦となった第2ラウンドは初回先頭の第1打席で一ゴロ、3回無死一塁の第2打席で空振り三振、5回1死の第3打席も空振り三振と「VS大谷」はスキーンズが雪辱を果たした。

 大谷は9日(同10日)の同戦で3回に3試合ぶりの35号2ラン。11打席ぶりの安打が打球速度113・9マイル(約183・3キロ)、飛距離448フィート(約136・6メートル)の特大弾となり、本塁打王争いで並ばれていたオズナ(ブレーブス)を突き放し、単独トップを死守した。首位打者争いでもアラエス(パドレス)をわずか1毛差で逆転し、3割1厘8毛でトップを奪還。しかし、この日アラエスは敵地・マーリンズ戦で6打数2安打3打点。打率3割2厘1毛とし、同じくパドレスのプロファーは3打数1安打で3割ちょうどに乗せた。大谷は2割9分9厘で1位から3位転落。オズナは敵地・ロッキーズ戦で大谷に並ぶ3戦連発の35号ソロを放った。大谷は夢の3冠王へ踏ん張り時を迎えている。

 それでも、ド軍はスキーンズ相手に4番・ラックスが2本の適時打で3打点を挙げる活躍で快勝。6回を投げたスキーンズは地元・カリフォルニア州がい旋もキャリア最悪の4失点で2敗目(6勝)を喫した。ナ・リーグ西地区首位のドジャースは同2位・パドレスとのゲーム差2・5をキープ。大谷が沈黙しても難敵との戦いを制し、大きな白星と手にした。

◆ナ・リーグのタイトル争い

▽打率

〈1〉アラエス(パドレス)・302

〈2〉プロファー(パドレス)・300

〈3〉大谷(ドジャース)・2997

▽本塁打

〈1〉大谷(ドジャース)35

〈1〉オズナ(ブレーブス)35

〈3〉マルテ(Dバックス)30

▽打点

〈1〉オズナ(ブレーブス)90

〈2〉大谷(ドジャース)83

〈3〉マルテ(Dバックス)81

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