【日本海リーグ】富山商出身の６番・石橋航太が豪快３ラン…母校の初戦突破にも期待

６回に左越え３ランを放った富山の石橋

◆日本海リーグ２７回戦　富山９－８石川（１１日、県営富山）

　富山ＧＲＮサンダーバーズは９－８で石川ミリオンスターズに９回サヨナラ勝ちを決めた。通算１２勝１３敗２分で、順位は２位のまま。６回１死二、三塁では、６番・石橋航太中堅手（２４）が左越えの豪快３ランを放ってチームを勢いづけた。インコース寄りのストレートをフルスイングすると、打球は大きな放物線を描いてレフトスタンド上段に飛び込んだ。今季初本塁打に、石橋は「やっとという感じです。ストライクゾーンでは、打ちにいくようにしている。力もいい感じで抜けました」と笑顔を浮かべた。

　富山商高出身で、２０１８年のセンバツに出場。４番打者として出場し、初戦の智弁和歌山戦では１安打、１盗塁を決めたが、チームは２－４で敗れた。高校時代の厳しい練習で、精神的な強さを身につけたという。１２日の甲子園では、富山商と東海大相模（神奈川）が初戦で対戦するが「富商はいい試合をして負けることが多いので、明日は勝って欲しい。自分は試合があるので、練習の合間に応援したい」と石橋。景気づけの一発と共に、後輩たちにエールを送った。（中田　康博）