「変化球を狙って打ティマした」巨人のお茶目な助っ人が本塁打２軍チームトップ

４回２死、左越えソロを放ちナインに迎えられるティマ（右、カメラ・宮崎　亮太）

◆イースタン・リーグ　巨人３―３楽天＝延長１１回＝（１１日・ジャイアンツ球場）

　巨人の育成、フリアン・ティマ外野手（１９）が１１日、約１か月ぶりとなる９号ソロをたたき込んだ。イースタン・楽天戦に「７番・三塁」で先発出場。２点を追う４回２死で相手先発・ポンセに対し、２ストライクから甘く入った１４１キロの変化球を捉えて左翼スタンドへ。７月５日の同・西武戦（カーミニーク）以来の一発とし「２死だったので長打を狙いました。前の打席でタイミングを外された変化球を狙って打ティマした。いい結果になって良かった」と、おちゃめに振り返った。

　来日４年目で初めて２軍を主戦場にしながら、９本塁打はチームトップ。１か月間、本塁打が出ない間も連日のアーリーワークで汗を流した成果が「完璧」と自画自賛した一発につながった。節目である２ケタ本塁打到達は目前。着実に飛躍の土台を積み上げる未来の大砲候補は「あと１本打てるように頑張りたい」と力を込めた。（小島　和之）