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日本ハムの“持ってる”男、母校・早実に「応援弾」の次は「ありがとう弾」…5連勝貯金10「夏、最高です」

スポーツ報知 / 2024年8月12日 6時0分

日本ハム・清宮幸太郎

◆パ・リーグ 日本ハム8―7西武(11日・エスコンフィールド)

 主役は譲らなかった。“持ってる”男だと、日本ハム・清宮幸太郎内野手(25)が自らの手で証明した。「ありがとう弾」と銘打って運んだ2戦連発の8号2ランは、球団通算8500号目のメモリアル弾。今季最長タイの5連勝で19年7月27日以来1842日ぶり、新庄政権下で初の貯金10へと導いたスラッガーは「ラッキー。夏、最高です」と3万2619人のファンを沸かせた。

 1点を勝ち越した直後の5回1死二塁。西武・武内の低め145キロ直球を弾丸ライナーで仕留めると、6回の2点打と合わせ8―7のルーズベルトゲームで計4打点。期待の裏返しから清宮を決して褒めない新庄監督は「2年前に僕が『痩せろ』って言ってなかったら(2ランは)間違いなくライトフライ。ボスのおかげ」と高笑いし、続けて「まだ信用してない」。恒例の愛のムチは止まらなかったが、2戦連続の4番起用に完璧に応えてみせた。

 高校通算111発の怪物が祝砲を打ち上げた。この日、練習中から「ソワソワしてた」のは母校・早実が甲子園の初戦だったから。前日10日は「応援弾」と名付けて一発。そして翌日に生まれた「勝ってくれてありがとう弾」。今回、出場記念で部員全員分の打撃用手袋とリュックを差し入れしていた先輩は「相変わらず大味な試合してるなって。でも、ウチっぽい」とうれしそうに笑いつつ「負けてたら打ってないかも」と聖地からの吉報を力に変えた。

 8月9戦5発と完全覚醒の気配漂う7年目。指揮官が「(目標貯金)15。2週間後、乞うご期待」と言えば「まだまだ満足はしない。9連戦9連勝」と背番号21。19年に球団通算8000号を放ったのも清宮。役者の違いを、再び見せつけた。(堀内 啓太)

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