鏡優翔、最重量級で日本女子初の金メダルにネット歓喜「強すぎたよね。呼吸乱れてないのすごい」の声…パリ五輪

◆パリ五輪　最終日　▽レスリング（１１日、シャンドマルス・アリーナ）

　女子フリースタイル７６キロ級決勝が行われ、鏡優翔（ゆうか、サントリー）がブレーズ（米国）を破り、金メダルを獲得。最重量級で日本女子初の快挙を飾った。

　２０２３年世界選手権を制し、最重量級の日本女子では浜口京子以来、２０年ぶりに世界女王となった実力者。ただ今年５月に、右膝内側側副じん帯を損傷。全治２か月と診断されるアクシデントに見舞われた。五輪を目前に落ち込む気持ちがあったが、けが翌日にはリハビリを開始。５月下旬には「リハビリもトレーニングも毎日充実している。今はパリの金しか見えてない」と前向きに。実戦から遠ざかり、ぶっつけ本番とも言える状況で臨んだ大舞台で大きな偉業をなし遂げた。

　この日の男子フリースタイル６５キロ級・清岡幸大郎に続く鏡の勝利で、レスリング勢が今大会で獲得した金メダル個数は「８」に到達。これまでの最多は２０２１年東京五輪の５個で、記録をさらに伸ばした。今大会の全競技での金メダル獲得数も「２０」となった

　五輪最終日まで続く日本レスリングの強さにネットも沸騰。鏡の快挙直後にはネット上に「鏡選手、金メダルおめでとうございます！！！！」、「日本女子レスリングの悲願　レスリング女子７６ｋｇ級　金メダル　～！！！！　鏡優翔　おめでとう～！！！！！」、「＃鏡優翔選手、強すぎたよね。呼吸乱れてないのすごい」などの称賛の声があふれた。