1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【高校野球】“逆転の報徳”現れず…大角健二監督「予想以上に強くて完敗」17年ぶり初戦敗退 今朝丸裕喜はプロ志望届の提出を明言

スポーツ報知 / 2024年8月12日 5時0分

球場を後にする今朝丸裕喜(カメラ・石田 順平)

◆第106回全国高校野球選手権大会第5日目 ▽1回戦 大社3―1報徳学園(11日・甲子園)

 2年連続センバツ準Vで、今朝丸裕喜投手(3年)を擁する優勝候補の報徳学園(兵庫)が、32年ぶりに出場した県立の大社(島根)に競り負けた。07年以来、17年ぶり5度目の初戦敗退となった。

 “逆転の報徳”は現れなかった。9回に1点を返し、なおも2死一、二塁。西村大和が遊撃内野安打を放ったが、三塁をオーバーランした二塁走者がタッチアウト。夏は17年ぶりの初戦敗退に、大角健二監督(44)は「予想以上に強くて完敗です。(馬庭の)外の真っすぐに準備はしてきたが、手が出ないくらい、しっかり投げ切られた」と脱帽した。

 初回に2失点した今朝丸は、立て直して2~6回までは1安打、8Kと圧倒。しかし、7回に4連打で1点を失い、6回2/3を8安打3失点(自責2)で降板した。「(途中降板は)投手として一番やってはいけないこと」と悔やみながらも、ベンチで声を出し続けた。兵庫勢の2年連続初戦敗退は、02~05年の4年連続以来。それでも「最後は笑って終わろう」と、涙は見せなかった。

 新チーム発足時は、エースナンバーへの闘争心が見られず、礒野剛徳部長(37)は「いつまでも間木の控え、背番号10なのか」と厳しい言葉を何度もかけたという。ただ、昨秋の近畿大会準々決勝で大阪桐蔭に敗れて奮起。今春センバツは大阪桐蔭に1失点完投、夏の兵庫大会決勝では公式戦初完封し、背番号1で最後の聖地に戻った。

 試合後は「プロで勝てる選手になりたい」と、志望届の提出を明言。ヤクルト・小川GMが「能力的な高さを感じた」と評価するなど、計り知れない可能性を秘めた右腕が、新たなスタートを切る。(瀬川 楓花)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください