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鏡優翔の金メダル、支え続けた家族も歓喜 母「不安はなかった」父「本当にうれしい」ひまわりコーデで大声援…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月11日 23時33分

優勝し国旗をかかげる鏡優翔(カメラ・岩田 大補)

◆パリ五輪 最終日 ▽レスリング(11日、シャンドマルス・アリーナ)

 女子フリースタイル76キロ級決勝が行われ、鏡優翔(ゆうか、サントリー)がブレーズ(米国)を破り、金メダルを獲得。最重量級で日本女子初の快挙となった。これまでは最重量級での日本勢の最高位は2004年アテネ五輪、08年北京五輪の浜口京子の銅メダルだった。

 鏡は「みんなが涙を流して喜んでくれたことが一番の幸せです。全試合楽しんでいこうと思った。緊張すら楽しんでオリンピックを過ごしました。ずっと目指してきた誰も成し遂げたことないことを私はこの手でつかんだこと、本当にうれしい」と興奮気味に語った。

 会場で歓喜の瞬間を見届けた母・ひとみさんは「今回、胸騒ぎが全然しなかった。不安はなかった。そのままやり遂げてくれた。本当に取れて、みなさんに恩返しができて良かったと思っています」。父・師博さんは「単純に本当にうれしい。一番良かったのは、女子最重量級で先輩方がなし遂げられなかった階級で、世界に通用させることができた。うれしい」と喜んだ。

 幼少期から一緒に練習してきた兄・隼翔さんは「あいつの何十時間、何百時間、何千時間っていうのを、レスリングを知ってるので報われた。うれしい。言葉が出ない」と笑顔で話した。

 この日は、鏡が大好きな「ひまわり」まみれのコーディネートでそろえた。父は「目立つように、優翔にも分かってもらえるようにアピールさせてもらった」。鏡は優勝を決めた後、家族が待つ客席へと飛び込み、喜びを分かち合った。

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