森保監督、伊東純也の不起訴処分に「よりハードルはなくなった」 ９月の日本代表招集に前向きな姿勢

サッカー日本代表・森保一監督

　サッカー日本代表の森保一監督（５５）が１１日、Ｊ１鳥栖―浦和戦を視察後に取材に応じ、ＦＷ伊東純也（３１）＝Ｓランス＝の代表復帰に前向きな姿勢を見せた。

　昨年６月に女性２人に同意なく性行為をしたなどとして今年１月に伊東が刑事告訴された問題で、大阪地検は今月９日、準強制性交致傷の疑いで書類送検されていた伊東選手を嫌疑不十分で不起訴処分とした。伊東選手側の告訴により、虚偽告訴容疑で書類送検された女性２人も嫌疑不十分で不起訴とした。地検は「必要な捜査をしたが、いずれも起訴するに足りる証拠を収集することができなかった」としている。

　森保監督は伊東について「私自身の中での変化はないです。もともと起訴ということではなかったので、であるならば、チームの一員として、戦力として考えていた」とした上で、「これで不起訴ということで、本人もよりスッキリ（合流できる）。招集させてもらえる我々からしても、よりハードルや問題となるようなことはなくなった。非常にいい結果が出たと思います」と話した。

　伊東は主力と見込まれていた今年１月のアジア杯（カタール）中に性加害疑惑が週刊新潮で報じられた影響で日本代表を離脱し、その後は招集されていない。９月に始まる２６年北中米Ｗ杯アジア最終予選に向けて、日本代表復帰する可能性が高まった。