1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

自転車オムニアム・梶原悠未「悔しい。もう一回(表彰台に)戻ってきたい」17位でメダルならず…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月12日 0時14分

◆パリ五輪 最終日 ▽自転車トラック種目(11日、サンカンタンアンイブリーヌ・ベロドローム)

 1日4種目を行う女子オムニアムで、2021年東京五輪銀メダルの梶原悠未(TEAM Yumi)は、最終種目のポイントレースを終えて、17位だった。2大会連続の表彰台には届かず、涙があふれた。「(母・有里さんら支えてくれた)みんなのおかげで最後まで走りきることができた。今は本当に悔しいです」と声を振り絞った。

 五輪で強度を上げてきた海外勢に先手を取られ、後退した。今年、課題としてきた第1種目のスクラッチ。レース序盤から前に出られない展開が続いた。「自分が考えていた戦術よりも五輪という舞台でみんな早め、早めに仕掛けてきた。自分はまだ(仕掛けるのは)早いと思って、ちょっと待ったら最後に(複数のライバル選手に)包まれてしまった。最初にいい出だしができなかった」と敗因を語った。

 スクラッチは10点しか加算できず、出場22人中暫定16位でスタート。うまく立て直しを図れず、3種目を終えて19点の暫定20位だった。最終種目のポイントレースでは最後に意地を見せた。5回目の周回で1位になり、5点を加算。レース終盤には集団を1周追いついた場合に加算されるボーナス20点も重ねたが、17位に終わった。

 東京五輪で自転車競技の日本女子初の表彰台となる銀メダルをつかんだ。22年2月からスイスが拠点のワールドサイクリングセンターのロードチームに日本女子では初めて加入。自転車競技の本場の欧州でロードレースに参加し、課題の持久力の強化を図ってきた。日本に帰ってからも1日5時間のロードトレ―ニングに取り組み、「地球1周分の4万キロを走った」と手応えを持った中で世界の壁を痛感させられた。

 身長155センチと小柄だが、“ポケット・ロケット”と呼ばれるスピードと戦術の精度が持ち味。世界では東京五輪以降、レース序盤からスピードに乗り、その速さを持続させる「スピード持久力」が求められる情勢に変わってきている。次の28年ロサンゼルス五輪への挑戦を掲げ「この3年間いっぱい遠回りしてきた。次の4年間はもっと努力して、もう一回(表彰台に)戻ってきたい」と、復活を誓った。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください