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大谷翔平、10打席ぶり安打となる右翼線三塁打 4打席目に快音 8月の不振脱却へ

スポーツ報知 / 2024年8月12日 7時10分

◆米大リーグ ドジャース―パイレーツ(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が11日(日本時間12日)、本拠地・パイレーツ戦に「1番・DH」で先発出場。2点リードの6回2死の第4打席は3番手左腕・ビークスから10打席ぶり安打となる右翼線三塁打を放った。フルカウントからの6球目、84・4マイル(約135・8キロ)カットボールを捉えた。

 パ軍先発は左腕のB・ファルター投手(27)だった。6月6日(同7日)に敵地で初対戦した際は3打数1安打2三振。2度目の対戦となったこの日、初回先頭の第1打席は初球の91・5マイル(約147・3キロ)直球を打って左飛に倒れ、4月5日(同6日)終了時以来、約4か月ぶりに打率3割を切っていた。その後も2回1死二、三塁の第2打席は浅い中飛、4回1死二、三塁の第3打席は一ゴロと2打席連続で好機に凡退していたが、投手が代わって快音が生まれた。

 大谷は9日(同10日)の同戦では3回に3戦ぶりの35号2ラン。11打席ぶりの安打が飛距離448フィート(約136・6メートル)の特大弾となったが、前日10日(同11日)は23年ドラフト全体1位のP・スキーンズと2度目の対戦で完敗。6月の初対戦時には自身初めて160キロ超の球を本塁打としたが、今回は3打数無安打2三振に封じられた。10日終了時点で打率リーグトップから3位に転落し、本塁打でも3戦連発のオズナ(ブレーブス)に35本で並ばれていた。8月はこの日まで8試合のうち4試合がノーヒットと勢いに陰りが見えていた。

 この日までデーゲームでは32試合で打率3割4分4厘、13本塁打と、82試合で2割8分3厘、22本塁打のナイターよりも得意にしている。「(状態が)悪い時は必ず来る。元の状態にどうやって早く戻すのかはテクニックじゃないかなと思います」と話す大谷。日本人初の3冠王、40本塁打&40盗塁の「40―40」に向けて踏ん張り時。この一打を復調のきっかけにしたい。

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