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大谷翔平、復調の三塁打も得点圏4度凡退 6打数1安打で4か月ぶりに打率3割切る ドジャースは3連勝

スポーツ報知 / 2024年8月12日 8時35分

◆米大リーグ ドジャース6x―5パイレーツ=延長10回=(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が11日(日本時間12日)、本拠地・パイレーツ戦に「1番・DH」で先発出場。6回の第4打席で10打席ぶりの安打となる三塁打を放ったが、6打数1安打で打率2割9分8厘となり、4月5日(同6日)以来、約4か月ぶりに3割を切った。

 パ軍先発はB・ファルター投手(27)だった。6月6日(同7日)に敵地で初対戦した際は3打数1安打2三振。2度目の対戦だったこの日、初回先頭の第1打席は初球の91・5マイル(約147・3キロ)直球を打って左飛。2回1死二、三塁の第2打席は浅い中飛、4回1死二、三塁の第3打席は一ゴロと2打席連続で好機に凡退した。

 それでも、6回2死の第4打席は3番手左腕・ビークスに対し、フルカウントから84・4マイル(約135・8キロ)カットボールを捉えた。打球が右翼線で弾むと快足を飛ばして三塁へ。今季5本目の三塁打で10打席ぶりの安打とした。8回1死二塁の第5打席は人類最速の169キロ左腕・チャプマンから遊飛に終わった。5―5で同点の延長10回1死一、二塁では三邪飛。この日4度の得点圏は全て凡退した。

 10日(同11日)の同戦では23年ドラフト全体1位のP・スキーンズと2度目の対戦で完敗。6月の初対戦の時には自身初めて160キロ超えの球を本塁打としたが、3打数無安打2三振に封じられた。10日終了時点で打率リーグトップから3位に転落し、本塁打でもオズナ(ブレーブス)に35本で並ばれた。

 「(状態が)悪い時は必ず来る。元の状態にどうやって早く戻すのかはテクニックじゃないかなと思います」と話している大谷。8月は9試合で月間打率1割7分9厘と不振だが、現時点で打率2割9分9厘はリーグ4位、35本塁打は同1位タイ、83打点は同2位、32盗塁は同3位につけている。日本人初の3冠王、40本塁打&40盗塁の「40―40」に向けて今は我慢の時だ。

 ナ・リーグ西地区首位のドジャースは延長10回逆転サヨナラ勝ちでパイレーツ3連戦に3連勝。無死二塁から始まるタイブレークの延長10回表に1点を失ったが、E・ヘルナンデスの適時二塁打で追いつくと、最後は2死一、二塁から大谷の後を打つ2番のT・ヘルナンデスが右前適時打で決めた。同2位で猛追中のパドレスはこの日連勝が7で止まり、ゲーム差は3・5に広がった。

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