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J1磐田が7年ぶりに鹿島撃破…ストライカー2人不在も山田大記が同点弾、古川陽介が勝ち越し弾

スポーツ報知 / 2024年8月12日 10時9分

後半44分、勝ち越しゴールを決め、サポーターの前でほえる磐田・古川(中央=カメラ・武藤 瑞基)

◇明治安田J1リーグ 第26節 磐田2-1鹿島(11日・エコパ)

 ジュビロ磐田は鹿島を2―1で下し、6試合ぶりの白星。1点を追う後半32分、MF山田大記(35)のスーパーゴールで同点。さらに同44分、MF古川陽介(21)が値千金の勝ち越し弾を放り込んだ。鹿島戦の勝利は17年以来約7年ぶり。ゴール数でチーム1、2位のFWジャーメイン良(29)、FWペイショット(28)をともに出場停止で欠く中で価値ある1勝を挙げ、暫定ながら降格圏を脱出し17位に浮上した。

 エコパが揺れた。磐田が今季ホーム最多3万2995人が駆けつけた一戦で、これ以上ない逆転劇を見せた。鹿島戦の勝利は17年以来4月以来。ホームに限れば12年以来12年ぶりだ。長いトンネルを脱し、6試合ぶりに勝ち点3をつかんだ横内昭展監督(56)は「選手が意地を見せてくれた。努力が報われて良かった」と、かみしめるように話した。

 ドラマは終盤に待っていた。反撃開始は後半32分。MFジョルディ・クルークスが前線に送ると、ゴール前で待ち構えた山田が体を反転させながら左足で捉えた。4試合ぶりゴールで振り出しに戻した頼れる主将は、両拳をぐっと握り締めた。

 続いたのが若きホープだ。同44分、MF植村が入れた右クロスに古川が反応。逆サイドから走り込み、左足で合わせたシュートは大歓声に乗ってゴールに吸い込まれた。「どう転がるか予測して待っていた。最高でした」。アシストを記録した前節の新潟戦に続き、2試合連続で切り札の役目を果たした。

 この日は、ジャーメインとペイショットの大砲コンビが不在。1トップにC大阪から移籍したFW渡辺が入るなど、7日の新潟戦から先発6人が変更された。序盤は攻めあぐね、後半3分には相手ハンドでPKとされた判定がVARの末に覆るシーンもあったが、後半途中から投入されたベンチメンバーたちが終盤にガラリとムードを変えた。古川は「エース2人がいない中で、誰がニューヒーローになるか。気持ちが出ていたし、全員でもぎ取った1点だと思う」と声を張り上げた。

 試合がなかった京都と入れ替わって暫定17位に浮上。次は17日、首位・町田と敵地で対戦する。勢いを持続し、今度は首位も食らう。

(武藤 瑞基) 

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