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森保一監督「本当に痛快でした」 パリ五輪の印象シーンは…柔道混合団体決勝のあの激闘

スポーツ報知 / 2024年8月12日 12時18分

サッカー日本代表の森保一監督

 サッカー日本代表の森保一監督(55)が11日、J1鳥栖―浦和戦を視察後に取材に応じ、熱戦が繰り広げられたパリ五輪を振り返った。

 サッカー男子では、日本が準々決勝で敗れたスペインが8大会ぶりの金メダルを獲得。今夏の欧州選手権を制したA代表に続く優勝を飾った。伝統のパスサッカーを武器に、ボール保持で相手に上回られてもテクニックやポジショニングで得点に結びつける強さが光った。

 森保監督はスペイン代表の強さについて「育成からトップにつながる国のプレーモデルを子供から大人までイメージを持って経験を重ねてきている」と語った。

 「いわゆる街のおじいちゃん、おばあちゃんから、プロのカテゴリーにいる人たちも同じサッカーの絵を描けるようなことをずっと積み重ねてきた結果、A代表とアンダー世代のオリンピック代表と選手は違えど、どちらに行き来しても同じプレーモデルの絵を持って戦えるという強みが出たのかなと思う。結果が出ない時もやり続けるベースがあって、そこにタレントがいる時にはより勝つ可能性が高まってくるということを彼らは示してくれた。プレーモデルをトップと育成が共有できることが、非常に結果が出るところかなと思う」

 日本―スペイン戦のボール支配率は、22年カタールW杯で14%―79%(中立7%)だったのに対し、パリ五輪では47%―53%。0―3で敗れたものの、チャンスの数も多く作った。森保監督は「日本のサッカーの進化と発展があったということを、大岩ジャパンが示してくれた。どんな形でも勝つというところが大切かと思いますけど、より相手と五分の戦いをする、がっぷり四つに組んで試合を進めていけるという、日本サッカーがレベルアップしたというところを五輪代表の選手たちが見せてくれた」とたたえた。

 パリ五輪で日本は金メダル20個をはじめ、合計45個のメダルを獲得した。大会期間中、森保監督はサッカー以外の競技を見ることも多かったという。「結果が出た、出なかったところはもちろんあると思いますが、日本人が世界で戦えるというところをいろんな競技でメダルの数を決めて見させてもらいました。若い選手が自信を持ってやるっていうところは、日本の若者にすごく勇気となる戦いを見させてもらった」と振り返った。

 印象に残ったシーンの1つには、柔道混合団体決勝で女子78キロ級の高山莉加が体格と階級差がある長身のディコから金星を挙げた激闘を挙げた。「いろんなことがありますけど、柔道の高山さんが団体戦で勝った。相手がすごく大きな選手で、本当に帯を持たれて軽く持ち上げられそうな相手に勝ったのは、本当に痛快でした」と興奮気味に語った。

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