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【甲子園】熊本工の新背番号1・山本、骨折のエースの思い背負い129球「100パーセントの力を発揮できた」

スポーツ報知 / 2024年8月12日 13時29分

熊本工の先発・山本凌雅

◆第106回全国高校野球選手権大会第6日 ▽2回戦 熊本工1―2広陵(12日・甲子園)

 熊本工は代役のエース・山本凌雅(2年)が力投したが、広陵にあと一歩及ばなかった。初回5球で3人を抑えて勢いに乗ると、6回まで3安打無失点。打っては5回には2死三塁で自ら先制打を放った。しかし1-0の7回1死二、三塁のピンチで浜本遥大(3年)に2点適時打を浴び、逆転負け。「勝てなかったことが一番悔しい」と唇をかんだ。それでも「100パーセントの力を発揮できたし、甲子園で野球をすることを楽しんだ」と8回1/3を2失点の投球を振り返った。

 今大会はプロ注目の広永大道(だいち)投手(3年)が右ろっ骨の疲労骨折でベンチ外。県大会では山本が広永の代役として1完封2完投と奮闘し、背番号1で甲子園にやってきた。。田島啓介監督(43)は「元々優しい子なんですけど、『自分で投げきる』と言う気迫を夏の大会で全面的に出してくれた」とエースナンバーを託した理由を明かした。

 山本は「1番を背負わせてもらい、重圧を感じた」という。父・大輔さん(41)は「(息子の背番号1は)うれしい反面、プレッシャー」と緊張した面持ちでスタンドから祈るように見つめた。

 自宅では5歳の妹に合わせて、歌ったり遊んだりする良き兄。広永の思いも背負って投げた129球には、優しき背番号1の意地が詰まっていた。

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