【西武】７度目５連敗で今季負け越し決定 優勝の可能性が消滅 渡辺監督代行「勝とうと思ってやっている中での結果」

渡辺久信監督代行

◆パ・リーグ　日本ハム５―１西武（１２日・エスコン）

　西武のトンネルの出口がまだ見えない。４点を追う９回２死一塁。山村が空振りの三振に倒れた瞬間、７度目の５連敗が決まり、今季の負け越しも決定。他の５球団のいずれかが勝ち越すことから、５年ぶりの覇権奪回の可能性はついえた。渡辺ＧＭ兼監督代行は「負けようと思ってやっているわけではないし、常に勝とうと思ってやっている中での結果」と表情を険しくした。

　左有鈎（ゆうこう）骨骨折で戦列を離れていた佐藤龍が２か月ぶりにスタメンに名を連ねた打線は、日本ハム・福島の威力のある速球を打ち崩せず６回まで無安打。７回、西川の右越え２号ソロで一矢を報いたが、２安打に終わった。「打つ方は取り組んでいかなくてはいけない課題はある」と監督代行。速球に差し込まれがちの打者に奮起を求めた。

　優勝の可能性は消えても４１試合残っている。「これからどうしていくかというところを考えていかなくてはいけないと思います」と監督代行。ファンのためにも一つでも多く白星を積み重ねていく覚悟を示した。