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【高校野球】花巻東の二本柱・小松龍一と葛西陸が経験生かして快投誓う 13日滋賀学園戦

スポーツ報知 / 2024年8月12日 17時37分

ノックを受ける花巻東・小松龍一

 第106回全国高校野球選手権(甲子園)で、出場49校の“大トリ”として最後に登場する花巻東(岩手)が12日、滋賀学園(滋賀)と戦う13日の2回戦に向けて兵庫・伊丹市内のグラウンドで調整した。8強入りした昨夏甲子園でもマウンドに立った背番号1・小松龍一と同10・葛西陸(ともに3年)が、経験を生かしてチームを勝利に導く投球をみせると意気込みを語った。

 岩手大会ではチーム最多の3試合計10回を投げた葛西は「コントロールを乱さないことと、変化球の精度を高めることを意識した」と、ブルペンでも打者を打席に立たせて投げ込むなど実戦を意識。小松は2試合計5回しか投げられなかった岩手大会を振り返り「無駄なフォアボールとか、投球に不安定さがあった」と、試合まで日数が空いたことで投球フォームなどを再度見直し、修正を施した。佐々木洋監督も「試合の8―9割は投手が握っている。経験値のある2人が周りにいい影響を与えてくれるんじゃないか」と期待した。

 滋賀学園が有田工を10―6で倒した1回戦を見て、「鋭いスイングをしていた。緩急を使ってタイミングを外す、自分の大事なところをしっかり出せればいい」(葛西)、「甘い球は打たれる。丁寧に投げていきたい」(小松)と話した2人。聖地のマウンドでも動じず、本来の力を出してチームを勇気づける。

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