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【巨人】互いに負けられない伝統の一戦 勝敗を分けたのは「守備力」の差か…リーグ最少の37と最多の72

スポーツ報知 / 2024年8月12日 21時59分

4回1死、森下翔太の遊直の打球を好捕する門脇誠(カメラ・中島 傑)

◆JERA セ・リーグ 巨人―阪神(12日・東京ドーム)

 巨人が阪神の適時失策で先制した1点を守り切り、完封で3連勝を飾った。5投手のリレーも見事だったが、それを支えた守備陣も鉄壁の守りでピッチャー陣を盛り立てた。阪神もゲーム終盤の代打攻勢で反撃を試みたが、初回のエラーが明暗を分けた。

 たったひとつのミスが、最後の最後まで響いた。初回2死二塁。岡本和真内野手の三塁線への打球に、阪神の佐藤輝明が反応良く飛びついた。華麗に捕球し、素早く一塁へ送球。タイミングはアウトだったが、その送球がそれてセーフに(記録は悪送球で失策)。巨人にとってはラッキーな形で先制点が転がり込んだ。

 一方の巨人は堅実な守りで、投手陣を支えた。4回1死から、森下の強いライナーに、遊撃・門脇がジャンプ一番。そこしかないというタイミングで高く飛びつき捕球した。抜けていれば、おそらく左中間を破り二塁打になっていた打球。1死二塁のピンチで4番・佐藤輝を迎えてることになっていれば…。門脇の超ファインプレーが、マウンドの山崎伊織を救った。

 巨人の守りは今季リーグ最少の37なのに対し、阪神はリーグ最多の72。本拠地のグラウンドが人工芝か土か、という違いもあり、もちろん数だけで単純比較はできないが、ほぼ倍の失策数は岡田阪神の今季の失速と無関係ではない。

 打線の要だったヘルナンデス外野手がまさかの負傷離脱。打力を期待できるモンテス内野手を遊撃にスタメン起用する超攻撃的布陣も選択肢にあったはずだが、阿部監督が選んだのは守備力を優先した「ショート門脇」だった。その選択が勝敗を分けたのかー。たった1個の失策なのか、35個の失策数の差なのか。川相昌弘・内野守備コーチを中心に、愚直な反復練習で守備力を積み上げてきた巨人。紙一重ながら、大きな1勝を守り切った。

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