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【高校野球】春夏通算40勝の広陵・中井哲之監督が広島弁全開「ぶちうれしいです」 〝黒から白〟効果ぶち出た!

スポーツ報知 / 2024年8月13日 6時0分

広陵の先発・高尾響(カメラ・谷口 健二)

◆第106回全国高校野球選手権大会第6日▽2回戦 広陵2―1熊本工(12日・甲子園)

 広陵(広島)はエース右腕・高尾響(3年)が1失点完投で初戦を突破した。

 表情ひとつ変えなかった。2―1の9回1死二、三塁、高尾は1ボール2ストライクからの5球目、女房役・只石貫太のサインに対し、首を横に振った。「ずっと外に投げて、内を見せていなかった。この内の1球で決めるという気持ちで」。この日最速146キロで見逃し三振を奪うと、最後の打者も3球三振。広陵に春夏通算勝利数6位タイとなる79勝目をもたらした。史上9人目の春夏通算40勝目を達成した中井哲之監督(62)は「ぶち(すごく)うれしいです」と広島弁で目尻を下げた。

 高尾は5回に1点を失ったが、7回に味方が逆転。以降は毎回先頭を出しながらも厳しく攻め続けた。「ああいう思いはしたくない」とは今春センバツ2回戦の青森山田戦。制球に苦しみ、6失点で延長10回にサヨナラ打を浴びた。以後、足を上げた時の目線のブレを修正するため、フォームを試行錯誤。4度目の甲子園は「やっぱり楽しい。その結果が出ているのかな」と調子はグンと上向きだ。

 星稜・奥川(ヤクルト)以来の甲子園4季連続勝利。同校では、02年春~03年夏に最多9勝を挙げた元巨人・西村健太朗(39)に次ぐ2人目の快挙だ。阪神・山本スカウトは「甲子園で育った子だから。賢い投手、ピンチでもギアを上げたりできる」と評価した。

 チームは今大会から暑さ対策でアンダーシャツ、帽子、ヘルメットを黒から白に変更。高尾は「(最初は)違和感しかなかった」と苦笑いも、効果を感じている。新スタイルで目指すは、悲願の夏初制覇。右腕は「本当にチームを勝たせられる(背番号)1番に」と高校生活最後となる夏の聖地に誓った。(瀬川 楓花)

 ◆高尾 響(たかお・ひびき)2006年5月22日、福岡・粕屋町生まれ。18歳。粕屋中央小1年から土井ジャガーズで野球を始める。粕屋東中では飯塚ボーイズ所属。広陵では1年春に背番号1でベンチ入り。2年春から4季連続で甲子園に出場。最速148キロ。変化球はスライダー、カーブ、スプリット。173センチ、74キロ。右投右打。

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