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【阪神】痛恨の自力V消滅 初回エラーの1点で完封負け…西勇輝が自責ゼロの黒星

スポーツ報知 / 2024年8月12日 20時39分

1回2死二塁、岡本和真の打球を捕球した佐藤輝明が三塁に悪送球し、白球を追う一塁手・大山悠輔(カメラ・堺 恒志)

◆JERAセ・リーグ 巨人1―0阪神(12日・東京ドーム)

 阪神は今季15度目の完封負けを喫した。先発の西勇は7回4安打1失点。自責0の好投ながら、悔しい4敗目となった。試合後に首位・広島がDeNAを下し、自力優勝の可能性が消滅した。

 決勝点は失策。初回2死二塁で岡本和の三塁線のゴロを佐藤輝がバックハンドでうまく捕球したが、一塁への送球がワンバウンドになった。これを大山が後逸。この間に二塁走者の生還を許した。大山も前に止めたかったところだが、佐藤輝に失策が記録され、両リーグ最多19個目。特に8月は11試合で6個と目立っている。

 打線は山崎伊に完璧に封じられた。4回まで無安打。7回途中まで2安打で二塁すら踏めなかった。8回2死、3番手・船迫から代打・島田が右中間二塁打を放ったが、ここで投入されたバルドナードに近本が空振り三振に打ち取られた。

 ビジターの巨人戦は3勝7敗となり、20年以来、4年ぶりの負け越しが決定。昨季は8勝3敗1分けと強さをみせた東京ドームで苦戦している。

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