【広島】８年ぶりマツダ９連勝で堅首！玉村昇悟、球団日本人左腕で２１年ぶり２戦連続完投

広島・玉村昇悟

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　広島１０―３ＤｅＮＡ（１２日・マツダスタジアム）

　広島は、１点を追う３回に７安打集中で一挙６点を奪う逆転勝利でＤｅＮＡを圧倒した。７カード連続の初戦白星でＤｅＮＡ戦は５連勝。本拠マツダの連勝は１６年に１２連勝して以来の９連勝。貯金を今季最多タイ１３とし、２位・巨人に１ゲーム差の首位をキープした。

　３回は１死二塁から野間の中前適時打で同点に追い付き、なおも１死一、三塁から坂倉が勝ち越しの左前適時打。中村奨の左越え二塁打で追加点を奪い、９番・玉村と秋山の連続適時打で得点を重ねた。中村奨は２回の打席で７月５日以来の今季２安打目を放ち、マルチ安打と打点は、ともに２年ぶりだった。

　左手中指マメによる登録抹消を経て中１２日で先発の玉村は、初回にあっさり先取点を献上しながら、大量援護をもらった後はリズムを取り戻した。前回登板の７月３０日のＤｅＮＡ戦（マツダ）で９回３失点。プロ初完投から２戦連続で９回を一人で投げきって３勝目を手にした。球団左腕で１６年のジョンソン以来で日本人では０３年の高橋建（２軍投手コーチ）以来２１年ぶりの２戦連続の完投勝利となった。