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【阪神】佐藤輝明の19失策目に岡田監督苦笑い「俺、一人で叫んだからな。『ワンバン!』って。ベンチで恥ずかしかったわ」

スポーツ報知 / 2024年8月13日 5時0分

8回、戦況を見つめる岡田彰布監督(カメラ・中島 傑)

◆JERAセ・リーグ 巨人1-0阪神(12日・東京ドーム)

 今季、何度も見た光景が繰り返された。適時失策で先制され今季15度目の完封負け。106戦目でついに自力優勝が消滅した。岡田監督も「俺が言わんでも分かるやん」とあきれ笑いだ。

 初回2死二塁。岡本和の三塁線のゴロを佐藤輝が滑り込み好捕。一塁へワンバウンド送球したが、大山が後逸し二塁走者が生還した。佐藤輝は両リーグトップの19失策目。後半戦は16戦9失策で「しっかり投げられなかった」と悔いた。

 馬場内野守備走塁コーチは「練習ではうまく投げているけど、試合になるとね。欲を言えば、もう少し取りやすいワンバウンドなら」と指摘した。大山も前に止めたかった場面で指揮官は「俺、一人で叫んだからな。『ワンバン!』って。ベンチで恥ずかしかったわ」と苦笑い。ワンバウンド送球が当然の場面だったが、備えの悪さを指摘するかように嘆いた。

 打線は8回2死まで二塁すら踏めず。わずか3安打で今季6度目の0―1負けだ。昨季8勝3敗1分けと勝ち越した敵地の巨人戦で、20年以来4年ぶりの負け越し。この9連戦の負け越しも決まり、首位・広島とは4ゲーム差に広がった。(直川 響)

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