【巨人】「彼の分もという思いもある」バルドナードが助っ人仲間への思いも胸に火消し成功

８回２死二塁、近本光司を空振り三振に仕留め、グラブをたたくバルドナード（カメラ・相川　和寛）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　巨人１―０阪神（１２日・東京ドーム）

　巨人のアルベルト・バルドナード投手がピンチで火消しに成功し、チームの勝利に貢献した。

　１―０の８回２死二塁で登板。一打同点の中、カウント２―２から近本をチェンジアップで空振り三振に仕留め、仕事を果たした。「点を与えずにリードをしっかり守ることが一番の仕事だったので、そこだけを頭に入れて、最終的に勝てるように、そういう思いでマウンドに上がりました」と振り返った。

　助っ人仲間のヘルナンデスが左手首骨折で離脱。「日本に来てから本当に全力を尽くして常にチームのためにプレーをし続けてくれて、なおかつチームを救ってくれていた選手がいなくなったのは非常に痛いのは間違いない」と言う。その上で、「彼がいなくても勝ち続けられるように残っている選手が全力を尽くして頑張っていかないといけないなと思います。彼の分もという思いもありますし、それは自分だけじゃなくてチーム全体がそういう思いで、しっかりカバーしてという思いでやっているのは間違いないと思います」と力を込めた。