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【甲子園】聖和学園の斎藤佑樹 ズボンのポケットにネックレス忍ばせ力投も4回4失点で初戦敗退

スポーツ報知 / 2024年8月13日 18時12分

聖和学園先発・斎藤佑樹(カメラ・渡辺 了文)

◆第106回全国高校野球選手権大会第7日 ▽2回戦 聖和学園0―5石橋(13日・甲子園)

 甲子園のマウンドに”斎藤佑樹”が帰ってきた。聖和学園の先発右腕・斎藤佑樹(3年)は06年夏に優勝した早実のエースで元日本ハムの斎藤佑樹氏(36)と同姓同名と話題になっていた。この日も場内アナウンスで「ピッチャーは斎藤佑樹くん」と紹介されると、スタンドから大きな拍手が湧き起こった。

 6月上旬、77歳で他界した祖母・恵美子さんのネックレスをズボンのポケットに忍ばせマウンドへ上がった。試合前日に両親から渡されたものだといい、ピンチでは「1人ではない気がした」とネックレス効果で心を落ち着かせた。しかし4回4失点で降板し「少しでも長いイニングを投げて良いかたちでつなぎたかったけど、悪い流れで(千葉)桜太につないでしまった」と悔やんだ。

 名前の由来は人を助ける「佑」と、大樹のように芯のある人間になってほしいという思いを込めた「樹」で「佑樹」と父・大介さん(51)は説明した。右腕は、将来について聞かれ「甲子園に来るまで色々な人と関わってきた。今度は困っている人を助けたい」と夢を語った。

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