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巨人・丸佳浩「前向きな気持ちでリハビリして」ヘルナンデスへエール弾 才木キラー先頭弾で12年連続10号 

スポーツ報知 / 2024年8月14日 5時20分

1回無死、丸が先頭打者本塁打を放ちマルポーズで生還(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 巨人5―8阪神(13日・東京ドーム)

 嫌なムードを吹き飛ばす一発だった。2点を先制されて迎えた初回先頭、巨人・丸佳浩外野手(35)は2ストライクからの3球目、才木の149キロ直球をフルスイングした。「先制された後だったので、何とかいい流れを、雰囲気をつくりたかった」。放物線を描いた打球は、右中間席に吸い込まれる10号ソロ。7月28日のDeNA戦(横浜)以来14戦ぶりのアーチは、広島時代の2013年から12年連続2ケタ本塁打となり、「これまで携わってくれている方々に感謝したい」と頭を下げた。

 才木キラーだ。今季は右腕に対して試合前まで16打数6安打、打率3割7分5厘。今季2本目となる先頭打者アーチで相性の良さを発揮した。9戦連続出塁となったリードオフマンは「今日は何かいけるんじゃないかな、と後ろのバッターやベンチに見てもらえるように」と1番打者の心構えを明かした。

 11日の中日戦(バンテリンD)で「3番・中堅」を務めてきたヘルナンデスが左手首を骨折。この日は定位置のライトには長野が入り、自身は今季初めてセンターで先発した。「本人(ヘルナンデス)が一番悔しいだろうけど、彼の気持ちも持ちつつ、やっていくしかない。早く良くなってほしいし、前向きな気持ちでリハビリしてもらいたい」と助っ人の穴をカバーすることを誓った。

 5―5の6回2死一、三塁では四球を選び、得点にはつながらなかったが、好機を広げた。「明日、また切り替えて頑張ります」。頼れる背番号8が、チームをけん引する。(井上 信太郎)

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