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花巻東スーパー1年生!巨人・古城コーチ・ジュニアが出世背番「17」つけ憧れ麟太郎の前で聖地マルチデビュー

スポーツ報知 / 2024年8月14日 6時10分

4回無死、花巻東・古城が右前安打を放つ(カメラ・岡野 将大)

◆第106回全国高校野球選手権大会第7日 ▽2回戦 花巻東0―5滋賀学園(13日・甲子園)

 巨人・古城茂幸3軍打撃コーチ(48)を父に持つ花巻東の“スーパー1年生”古城大翔(だいと)が、鮮烈な聖地デビューを果たした。滋賀学園戦に「4番・三塁」で出場。チームは完封負けを喫したが、2安打を放って大器の片りんを見せた。

 花巻東の背番号17。かつて、菊池雄星(アストロズ)、大谷翔平(ドジャース)、佐々木麟太郎(スタンフォード大)がつけていた“スター候補ナンバー”が、第1打席から存在感を放った。

 滋賀学園の脇本耀士が投じた初球に対し、古城は思い切りスイングした。「積極的にいこうという気持ちがありました」。結果は空振り。2球目もバットは空を切ったが、4球目の内角の変化球を捉え、三遊間を破った。「初球から振っていった結果。2ストライクから、しっかりつなげることができてうれしい」。2打席目は逆方向の右前へ安打を放った。

 最高の援軍がいた。内野スタンドには、米国から帰国中の佐々木麟太郎の姿があった。「中学の時からいろいろと参考にしてきた、憧れの存在です」。佐々木の初の甲子園は2年春のセンバツでの市和歌山戦。無安打だったが、13度の“マン振り”で球場を沸かせた。古城の積極的で力強いスイングは、それと重なった。

 3打席目以降は、三ゴロ併殺と見逃し三振。試合後「チームに迷惑をかけてしまった。申し訳ない気持ちでいっぱいです」と涙が止まらなかった。甲子園の土はあえて持ち帰らない。「『絶対に来年、戻ってくるんだ』という気持ちです」。伝説の背番号の継承者は、強い決意を胸に聖地を去った。(浜木 俊介)

 ◆古城 大翔(ふるき・だいと)2008年6月4日、横浜市生まれ。16歳。小学1年時に軟式の山田バッファローズで野球を始める。中学時代は都筑中央ボーイズでプレー。花巻東では1年春から背番号17でメンバー入り。父は巨人3軍打撃コーチの茂幸氏。180センチ、94キロ。右投右打。

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