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東京五輪で2冠・大橋悠依が現役引退も 9月の国民スポーツ大会以降活動白紙…来年は地元・滋賀開催

スポーツ報知 / 2024年8月14日 5時0分

大橋悠依

 競泳女子のパリ五輪代表で、21年東京五輪個人メドレー2冠の大橋悠依(28)=イトマン東進=が、現役引退も選択肢に9月の国民スポーツ大会(国スポ、佐賀)以降の活動を白紙としていることが13日、分かった。

 大橋は集大成と位置づけていたパリ五輪で、200メートル個人メドレー準決勝12位。目標の決勝進出はならなかったが「ここまでたどり着くことができて、選んだ道を誇りに思っている」と涙。コロナ禍で無観客開催だった東京大会から3年、パリでは家族の前で力泳を披露し、レース後は「夢に見ていた有観客の中で泳げた。やり残したことはなく、後悔なくやれた」と、晴れやかな表情で語っていた。

 現在は今季最後の試合となる国スポに向けて練習を再開しているが、来季の活動については未定。関係者によれば、現役引退も選択肢としてはあるが、所属先などには進退について明言はしていないという。来年9月に、地元・滋賀で開催される国スポに関わりたいという思いを以前から持っており、周囲にもその胸中を明かしていた。

 22年には競泳女子で初めてプロスイマーに転向するなど、日本をけん引してきた。東京五輪後は金メダリストとしての重圧も感じながら、たどり着いたパリの舞台だった。今後については、自分と向き合いながら熟考を重ねる。

 ◆大橋 悠依(おおはし・ゆい)1995年10月18日、滋賀・彦根市生まれ。28歳。6歳で競泳を始める。草津東高から東洋大に進み、2018年4月からイトマン東進所属。個人メドレーで17年世界選手権200メートル銀、18年パンパシフィック選手権400メートル金。東京五輪は日本女子で初の夏季大会2冠。174センチ、55キロ。

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