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【札幌記念】ダートで一線級のG1馬が異例の中1週で芝替わり「1回使って、雰囲気は良くなっています」

スポーツ報知 / 2024年8月14日 6時15分

久々に芝のレースに挑むドゥラエレーデ

◆第60回札幌記念・G2(8月18日、札幌競馬場・芝2000メートル)

 第60回札幌記念・G2(18日、札幌)で久々の白星を狙うドゥラエレーデは、エルムSから中1週で芝替わりという異例のローテで挑む。13日は札幌の角馬場で調整して、活気あふれる動きを見せた。寺田助手は「全然レース後も問題なく、順調にいけそうです。1回使って、雰囲気は良くなっています」と、さらなる上積みを感じ取っている。

 2歳時にホープフルSを制してG1馬の仲間入りを果たしているが、芝は昨年のセントライト記念(8着)以来となる。池添調教師は「ダートの使いたいところは賞金的に足りない不安があるので、選択肢を広げるためにもここを選びました。もう一回、芝を試してみたいのもあった。洋芝は合うと思う」と意図を説明。昨年のチャンピオンズCや東京大賞典で3着に好走するなどダートで一線級の実力を誇っており、この秋に視野に入れるブリーダーズCクラシック・米G1(11月2日、デルマー競馬場)やチャンピオンズC(12月1日、中京)へ弾みをつけたい考えだ。

 ダート向きのパワーから力を要する洋芝は合いそうで、実際にデビュー2戦目の札幌での未勝利戦(芝1800メートル)で2着に好走と経験もある。小回り向きの先行力は武器で、侮れない雰囲気が漂う。「最近は競馬に行って、しっかりと力を出してくれている。前走はゲートも良く、力を出せてよかった」と寺田助手。我が道を行く個性派は、魅力たっぷりのダークホースだ。(坂本 達洋)

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