【甲子園】霞ケ浦、春夏初勝利にＯＢも歓喜 念願の聖地で校歌斉唱

アルプススタンドから声援を送る霞ケ浦OBの中田勇輝さん（右）（カメラ・中西珠友）

◆第１０６回全国高校野球選手権大会第７日　▽２回戦　霞ケ浦５―４智弁和歌山＝１１回タイブレーク＝（１３日・甲子園）

　霞ケ浦が４度目の正直で甲子園初勝利。優勝経験もある智弁和歌山相手にタイブレークで大金星を飾った。監督、選手、ＯＢも念願だった「甲子園で校歌を歌う」という目標もついに達成した。

　スタンドにはＯＢの姿もあった。１９年夏に背番号１１でベンチ入りした中田勇輝さん（２３）は、地元・栃木県から車で９時間かけて応援に駆けつけた。熱戦を見届け「すごく難しい局面で０点でしのいで、苦しい場面でも点数をもぎ取って勝った」と価値のある勝利を喜んだ。自身も成し遂げられなかった甲子園での勝利を「本当にうれしい」と満面の笑みを浮かべた。