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大谷翔平、2戦連発の37号ソロでシーズン50発再び視野 “MVPトリオ”復活効果絶大 ド軍4発で5連勝

スポーツ報知 / 2024年8月14日 11時44分

◆米大リーグ ブルワーズ2―7ドジャース(13日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が13日(日本時間14日)、敵地・ブルワーズ戦に「1番・DH」で先発出場。今季7度目の2戦連発となるリーグトップの37号ソロを放った。ナ・リーグ西地区首位のド軍は同中地区首位のブ軍に大谷を含む4発で快勝し、今季最長タイとなる13連戦で5連勝スタートを切った。

 ブルワーズの先発は元ソフトバンク右腕、C・レイ投手だった。大谷は初回先頭の第1打席は中飛に倒れたが、3回2死の第2打席だった。88・2マイル(約141・9キロ)スプリットが真ん中付近に入ってきたところを見逃さなかった。打球速度109・3マイル(約175・9キロ)、角度24度、飛距離413フィート(約125・9メートル)で右翼2階席に飛び込む37号ソロ。レイからは昨季も一発を放っており、相性の良さを見せた。本塁打王争いではリーグ2位のオズナ(ブレーブス)に2本差をつけた。

 4回1死の第3打席は空振り三振、6回2死一塁の第4打席は三ゴロ、8回2死一塁の第5打席は3番手右腕・ミアーズから空振り三振だった。この日は5打数1安打1打点だった。

 前日12日(同13日)の同戦では、2点リードの5回無死一塁で3試合ぶりの36号2ラン。逆方向の左中間へ飛距離424フィート(約129・2メートル)の特大アーチを運び、本塁打王争いで再びリーグ単独トップに浮上。カウント3―0からの一発はメジャー通算207本目で初めてだった。12日からは左手骨折のベッツが約2か月ぶりに復帰し、大谷の後を打つ「2番」で先発。3番・フリーマンを含めた“MVPトリオ”が復活した相乗効果もあった。

 「ムーキー(ベッツ)もフレディ(フリーマン)もテオ(T・ヘルナンデス)もいるし、まだまだケアしなきゃいけない打者がたくさん後ろに控えている。甘く来たらいくぞという姿勢を、どのカウントでもそういう姿勢だけは崩さないようにしたい」と口にした大谷。この日も1番・大谷、2番・ベッツ、3番・フリーマンで始まる強力打線は健在。8月の大谷はベッツ不在の9試合は打率1割7分9厘と不振だったが、“相棒”の復帰で復調の兆しが見え、2戦連発。チーム120試合(自身は117試合)目で37号となり、シーズン49・95発ペースと50本の大台もまた見えてきた。日本人初の3冠王、40発&40盗塁の「40―40」に向けて完全復活の時も近い。

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