【甲子園】菰野、聖地初勝利から一転、大差で２回戦敗退 三重勢夏最多タイ１３失点＆最多１３得点差負け

西日本短大付に敗れあいさつに向かう菰野ナイン（カメラ・岡野　将大）

◆第１０６回全国高校野球選手権大会第８日　▽２回戦　西日本短大付１３―０菰野（１４日・甲子園）

　９日の１回戦で南陽工（山口）を６―２で下し、甲子園初勝利を飾った菰野（三重）だったが、２勝目には届かなかった。

　背番号３の森柊真（２年）が先発投手を務めた。初回、相手先頭の奥駿仁中堅手（２年）に四球で出塁を許すと、２番・井上蓮音遊撃手（２年）にバスターで三塁線を破る適時二塁打を運ばれ、先制点を失った。２回は無失点に抑えるも、３回には３本の安打と２四死球、犠飛も絡んで４失点。なおも２死三塁の場面で投手を奥野彼方（３年）にスイッチしたが、相手打線の勢いは止められず。後続にも失策も絡み、この回だけで８点を献上した。７回に１点、９回にも３点を失い、計１３失点。今大会での最多失点、三重勢では夏最多失点タイとなった。

　打線は相手先発・村上太一、中野琉碧（ともに３年）の前に４安打無得点。序盤の大量失点が響き、２回戦敗退となった。