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五輪金の吉沢恋が始球式「思ったより緊張していた」14歳のピッチングに歓声

スポーツ報知 / 2024年8月14日 19時39分

ファーストピッチセレモニーに登場したパリ五輪スケートボード女子ストリート金メダリストの吉沢恋(カメラ・宮崎 亮太)

 スケートボード女子ストリートでパリ五輪金メダルの吉沢恋(ACT SB STORE)が14日、東京ドームで行われたプロ野球、巨人対阪神戦の始球式を務めた。力強いピッチングに会場からは歓声が上がり「思ったより緊張していたみたいで、思ったより投げられなかった。でも、すごい楽しかった」とはにかんだ。

 11日に閉幕したパリ五輪では、14歳初出場で金メダルを獲得し、インスタグラムのフォロワーは大会前の3000人から現在約8万人。中継実況の「金メダルに恋した14歳」でも話題になった。忘れられない中学最後の夏休みになり「みんなと遊べなかったことだけ心残りですが、その分貴重な体験ができたので良かった」と吉沢。ただ夏休みの宿題については「全然できていなくて…本当はやりたいんですけど、時間がなかったりするので、できるところまで頑張ってやりたい」と苦笑いした。

 次戦は9月に行われる世界最大のアクションスポーツの国際競技会Xゲーム(千葉)に出場予定。五輪女王となって初試合となるが「期待に応えたいっていうのもあるし、プレッシャーに感じずに楽しんでできたらいいな」と気を引き締めた。

 ◇吉沢 恋(よしざわ・ここ)2009年9月22日、神奈川・相模原市生まれ。14歳。スケートボードをしていた兄の影響で7歳から始め、21年日本選手権5位、22年パリ五輪予選シリーズ第1戦(ローマ)6位。パリ五輪最終予選となった今年5月の上海大会で3位、6月のブダペスト大会で世界大会初優勝。パリ五輪金メダル。

 ◇Xゲーム 1995年に米スポーツ専門局ESPNが創設した、BMXやスノーボード、スケートボードなど世界最高峰のアクションスポーツの祭典。競技を複数、同時に実施する形式。世界ランク上位者や世界大会での活躍が認められた招待選手だけが出場でき、五輪に次ぐ世界大会と位置づけられることもある。千葉での開催は22年から今年で3回目。スケートボード女子ストリートは22年に中山楓奈(ムラサキスポーツ)が準優勝、23年は西矢椛(サンリオ)が準優勝、赤間凛音(りず)が3位だった。

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