【オリックス】打線つながらず完敗で自力ＣＳ消滅 本塁打除けば６２イニング連続適時打なし

７回、交代を告げる中嶋聡監督（カメラ・義村　治子）

◆パ・リーグ　オリックス１―６楽天（１４日・京セラドーム大阪）

　オリックスに重い一敗が刻まれた。「全体で悪い、ってなったときの打開策がね。なかなか難しいかなと思うんですけど…」。今季１０４試合目で自力ＣＳ進出の可能性が消滅。肝心の打線につながりを欠き、中嶋監督の苦悩は深そうだ。

　本塁打を除けば、６２イニング連続で適時打なし。１点を追う初回も、紅林の犠飛で追いつくのがやっとだった。「小さいしわ寄せが来ているのかな」と指揮官が明かすように援護の少なさが先発を苦しめる負の連鎖。この日はエスピノーザが、自己ワーストの６失点と崩れた。７試合で無傷の５勝だった京セラＤで初黒星。不敗神話も崩壊した。

　チームは２カード連続で負け越し、楽天に５連敗。借金もワーストタイの１１に戻った。「難しいですね。やっぱり結果がね。すべてが結果になっちゃっているので」と中嶋監督。パ３連覇の王者が崖っぷちに立つのは早すぎる。（長田　亨）